Borg 55FL 導入

Borg 67FLを使いはじめて、はや1年あまり。
F4.5のフローライトシリーズのなかでは、67FLは鬼っ子扱いのようで、最近は55FLに人気を奪われてしまっています。
すっかり話題にのぼることもなくなった67FLですが、原因のひとつに、適合するレデューサーがない、というのもあると思います。
マルチフラットナー7108を使った星像はなかなかいいので、出ると言われている専用レデューサーを心待ちにしておりました。
そしてこの秋、待望のF4.5シリーズ向けレデューサーが発売になりました。
レデューサー0.8×DGQ55【7880】
DGQ55?
そう、このレデューサーは55FL専用なのです。
67FLと共用のレデューサーが発売されると思っていたのですが、専用設計となったようです。
やはり短焦点用のレデューサーの設計はむずかしいのでしょうか。専用設計となったことで、性能には妥協しなかったということでしょうか。いずれにしろ、67FL用のレデューサーはまだ先の話になりそうで、残念です。
ていうか出ないかも

ところで、200mmクラスの鏡筒は、以前から整備したかったのです。
フォーサーズの冷却CCD、IC8300では、大型の散光星雲の場合、フレームアウトしてしまうことが多く、多数枚のモザイクを余儀なくされることがありました。
7880の発表前から、55FL用のレデューサーが出るなら、200mmクラスになるだろうと踏んでいましたので、このレデューサーが出れば買おうと思っていました。
というわけで、初回ロットで購入してしまいました、7880。
もちろん、対物レンズ55FLも購入です。
以前、Φ80mm鏡筒にする前に使っていた、67FLのΦ60mm用パーツが余ってますので、今回はレデューサーと対物レンズだけ注文しました。
で、組んでみました。

パーツ構成は左から、
カメラマウントホルダー[7000] → フィルターBOXn[7519] → レデューサー0.8×DGQ55[7880] → M57/60延長筒SS[7601] → M57ヘリコイドLIII[7861] → 55FL対物レンズ[2555]
としました。
ヘリコイドが推奨の薄型[7761]でなく、手持ちの[7861]である以外は、システムチャート準拠の組み合わせですが、ヘリコイドの厚み分、延長筒が極端に短くなっています。
三基光学館の薄型鏡筒バンドを使いましたが、それでも持つ場所はここしかありません。。
ヘリコイドのピッチが、推奨の[7761]は細かいということなので、200mmの薄いピントを手持ちのヘリコイドで合わせられるか、やや心配ではありますが、まずはこれでテストしてみることにします。
短焦点というのはいろいろと苦労しそうですね。。

2 thoughts on “Borg 55FL 導入

  • 2015-12-01 at 12:38 PM
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    先週末に実写と共に見せて頂きましたが、使いこなすには色々大変そうだ、と言う事が分かりました。。ヘリコイドの位置も非常に苦労しそうなのですが、このレイアウトであれば、ピント合わせ後のズレは心配なさそうですね^_^私はしばらく7885でやり過ごしますが、中間位置での星像に不満が無ければ妥協してしまいそうです^_^;また色々教えて下さい!

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  • 2015-12-01 at 1:16 PM
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    やまぎりさん、こんにちは。
    そうですね。。300mm+APS-Cではさほど意識しなかったスケアリングなどが、200mmだと結構厳しそうですよね。これでフルサイズにするとさらに大変じゃないか。。と感じました。
    鏡筒バンドは、67FLでこんな風に、カメラ近くをバンドで固定する方法でうまくいっていましたので、今回もそうしてみましたが、これはこれで、バンドの固定が偏心しているとむしろスケアリングを起こしてしまうことがあり、注意が必要です。。

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