北イタリア サロ紀行
こんばんは。
しばらく留守にしていました。出張でモナコにおりました。
モナコという街、というか国、は世界の富豪がクルーザーで乗り付けてカジノで何億というカネをはって夜ごと遊ぶ街。何をするにもお金、お金。正直、お仕事以外であまり興味のある街ではありません。
スーパーだって国に2つしかないんです! たぶんですが。。。
えっ? スーパー? なにそれ? だって食べ物はセバスチャン(執事)が用意してくれるものよ?
ええ、ええ。そうでしょうとも。
仕事が終わって、せっかくなので週末を使って北イタリアまで足を伸ばしてきました。
北イタリアはミラノが有名ですが、その他にも紀元前からある古都がいくつもあって、世界遺産の街も点在しています。
今回はベルガモ、ベローナ、マントバ、クレモナといった街をレンタカーで回りました。
レンタカーで回る旅は、足の向くまま気の向くまま、自由にあちこち回れるのが楽しいところです。
ベルガモからベローナに行く道の途中で、時間が少し余裕がありそうだったので、ガルダ湖の湖畔の小都市、サロに足を伸ばしてみました。
ガルダ湖はイタリアで最も大きな湖、言ってみれば琵琶湖みたいなものですが、氷河が水源というだけあって、湖水がとてもきれいな湖です。
訪れたのは夕方。遙かに東アルプスの山塊が赤く染まり始めています。時計塔をバックに器用にカヌーを漕ぐ地元の少年をスナップ。月が出ていますね。
足下の湖岸に目を落とせば、湖水はこんなに澄んでいます。
バイオリンの生みの親とされるガスパロ・ダ・サロの彫像。ここサロで活動していた製作家で、彼の製作したバイオリンは今でも現役の楽器として演奏されることもあるそうです。
シーズンオフですが、湖岸のデッキはそぞろ歩きする人々が夕方のひとときを楽しんでいます。
うーん。なごむ。モナコから遠いところ来てよかった。。。
ですが当ブログは一応天文ブログの端くれであります。天文ネタがないと紀行だけでは記事にはなりません。
瀟洒な建物のファサードにふと目をやると、こんな掲示板が。
La cometa C/2014 Q2 Lovejoyとありますねえ。強拡大したコマの姿でしょうか。
せっかくですのでイタリア語を訳してみましょうか。
C/2014 Q2 ラブジョイ彗星。2015年1月6日の夕方にCima Rest天文台で撮影しました。
テレビで言っているのとは異なり、肉眼で観察することは困難です。
オリオン座の西側にいます。良い双眼鏡と非常に暗い空で見ることをお勧めします。
イタリアのテレビ番組では肉眼で見える、と取り上げられているんでしょうかね。
Cima Rest天文台というのはサロのアマチュア天文家が運営している天文台のようです。ホームページがありました。
遠く離れたイタリアの地でアマチュア活動をされているみなさんに連帯を感じつつ、でも事務所のようなものでもなさそうなので訪ねてお話を聞くことは出来ませんでした。残念。
火曜日に帰ってきましたが今回は時差ぼけがなかなか取れません。イタリアになごみ過ぎちゃいました。。。 週末ゆっくり戻そう(^^;
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モナコ出張お疲れ様でした。
また、北イタリア紀行でのスナップもご紹介いただきありがとうございます(^ ^)
地元密着の仕事柄、海外へ行くチャンスがありませんし、まとまった休みを取れずヨーロッパへの海外旅行なども久しく行っておりません(^^;;
イタリアは二十数年前に新婚旅行で行ったことがあるだけですが、日本とはあらゆる面で色使いが違い、派手なのですが非常にバランスの良い優れたセンスを街の隅々まで感じたことを思い出しました。
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そう、なんだか違うんですよね日本とは。
いまやハイビジョンの映像もあふれ、いながらにしてすべて経験出来るのではないか、と思いつつ、旅に出てみると行ってみないと分からないことも多いと気づかされます。
と言いつつ眠い~。今度の時差ぼけは重症です。
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私は地理が苦手なので、google mapを見ながら読ませて頂きました^_^
結構な距離を走られたんですね!
kola29さんが言われているように、この様なスナップ写真でセンスの良さがよく分かります。
ヨーロッパの自然は変化しない静の自然、日本の自然は自然によって破壊される動の自然と聞いた事があります。
昔から変わらない自然、街並みを保っている事は羨ましいですね。
私は仕事でしか海外に行った事が無いのですが、いつも余裕が無いスケジュールなので自由時間もありません。。。
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いや~、絵はがきみたいですね。センスというか才能だと思いますよ。
とても真似できません。
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やまぎりさん、
知らない土地をクルマで走るのは大好きなのです。私も今回行くことにするまであまり知らなかったのですが、ふらっと行ってみたところが素敵な場所だと嬉しいですね。
ヨーロッパの自然は静の自然、日本の自然は動の自然。なるほど、面白いですね。日本人の季節感や町並み、ものの考え方に根ざした自然のあり方を言い得ている気がしました。
私も普段はお仕事のときは行って帰るだけです。今回はたまたまありがたいことにお休みいただけたんです。
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たじさん、
天体を撮るようになってから普通の写真はあまり撮らなくなり、撮った写真は水平が全部なぜか右肩下がりで凹みました。。。
普段遠征で星撮ってるK-5IIsに、DA 21mm Limitedという広角短焦点を付けました。こういうスナップを単焦点で気ままに撮るのが好きです。
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こんばんは!
モナコ公国といえばモナコグランプリでF1が公道を疾走そるのを真っ先に思い浮かべます。
マクラーレンやフェラーリが走った公道をレンタカーで走るとは羨ましいかぎりです(≧▽≦)
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そうなんですよ。でもなんかなじめない国です。
私がF1刷り込みがないせいもあるんですけどね…。
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お疲れ様でした。
海外出張とは羨ましい限りです。
こんなところに一体何のお仕事で!?
F1と公営カジノの国だと思っていましたが、やっぱり美しい街並みや、歴史を感じさせますね。
モナコにもこうして星を愛する人がいるのですね。
ちょっと嬉しくなりました。
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ウラカンさん、アマチュア天文家のお話はモナコではなくイタリアでした。サロはアルプスの端っこで標高も高いので、さぞかし
観測しやすいと思います。
モナコはさすがに空は明るかったですが、日本みたくネオンや白色LEDの光の海という感じではなくて、橙色のナトリウム灯がほとんどなので、割と星も見えやすいかもですね。冬でも温暖で、晴天率もたかそうなので、そういう意味では星見やすいかな?住みたいとは思いませんが