WO Star 71によるIC1805

こんばんは。
先日天城高原に行って、ひたすら露出を続けたIC1805ハート星雲がやっと出来ました。 William Optics Star71とCEM60、非改造K-5IIsによる撮影です。

IC1805 2014年11月22日 20:28-2014年11月23日 2:57 ノーフィルター 5分x41枚 総露出205分 Pentax K-5IIs(非改造) ISO1600 William Optics Star 71 D71mm f350.2mm F4.9 iOptron CEM60赤道儀 PHD2+QHY5IILオートガイド SI7、PSCC 天城高原
実は単一画像を見ると方ボケしてるんです。
おそらく、笠井のKマウントアダプターが華奢で、ガタが出ているせいじゃないかとみてますが、 上の絵ではあまり方ボケっぽく見えないのはなぜかというと、露出途中でCEM60が容赦なく東西フリップを起こしたせいで、カメラを天地逆にして撮影したために、コンポジットで相殺されているらしいです…。
そう、CEM60、東西フリップは容赦ないんです。
構造上、ドイツ式と違って赤緯回転部が北側に突きだしてないために、水平線上180度の回転しか対応出来ないんですよね。
「オーバーハングは出来ない仕様なので、そこが弱点ですね~」と、三基光学館の店長さんもおっしゃっていましたが、店長、今回は期せずして役に立ちましたよ(爆)
うー、画面全面がボケ状態とジャスピン状態の混在…。
まあ、撮影結果はさておくとして…。
評判通りこの鏡筒は優秀だと思います。なんといっても色収差がない。
これまでダメレンズビンテージレンズでいろんな暴れ具合のレンズに振り回されてきたので、このレンズが写し出すすっきりした星像は感動ものです。
それに、今回わりとちゃんとフラット処理もしてるんですが、これまた評判通り、フラット不要と思えるほど周辺減光がありません。
ピント合わせもしやすいし、作りもいいし、いろんな意味で手間いらずな鏡筒ですよね。まことにお買い得です。

方ボケについては別途追求することにします。

8 thoughts on “WO Star 71によるIC1805

  • 2014-12-16 at 12:04 AM
    Permalink

    SECRET: 0
    PASS:
    K-5iisの強みの赤い星雲がよく写っていますね。
    小生は、星雲をあまり撮らないので宝の持ち腐れです(笑)
    カメラと光学系との相性もいいのでしょう。
    周辺部まで中々シャープな仕上がりですね。
    小生のように、フラット処理が面倒な人には羨ましい鏡筒です(笑)

    Reply
  • 2014-12-16 at 1:35 AM
    Permalink

    SECRET: 0
    PASS:
    ウラカンさんご訪問ありがとうございます。
    体調はいかがですか? 全ウィルスタイプ制覇? メシエマラソンじゃなくてウィルスマラソンになっちゃいますので、ほどほどで完治させて下さいませ。
    非改造カメラは、最近はフジフィルムが話題のようですね。
    ですがここら辺界隈ではK-5IIsです(笑)
    ほそぼそと作例を上げていきたいと思います。
    フラット処理は鬼門ですね。フラット処理をしてフラットになった試しがないという私ですが、今回はうまくいったんじゃないか!? と思ったのです。
    でも実はもともとフラット不要なほど優秀な鏡筒だったからではないか? という疑念もあります。

    Reply
  • 2014-12-16 at 9:27 AM
    Permalink

    SECRET: 0
    PASS:
    フラットもダークもやらないお気楽主義のアイちゃん登場です(^^)d
    この鏡筒、ウワサ通りの星像ですね。
    アイちゃんはシャープスターED65Qだけど、周辺まで均一な画像ってホント処理が楽に出来て良いですよね。
    片ボケはいろいろ原因有ると思うけど、1つ気になるのはボディ内手ブレ補正機能です。
    これって補正オフにしたらキチンと水平位置でロックしてくれてるのかな?

    Reply
  • 2014-12-16 at 10:11 AM
    Permalink

    SECRET: 0
    PASS:
    綺麗な星野写真に仕上りましたりましたね。
    それにしても5分x41枚 総露出205分とは、頑張りました!それに見合った写真が出来上がり、これからの作品も楽しみです。
    私もここ半年間は長焦点トライを楽しんできましたが、冬の季節風とシンチレーションで少しお休みして短焦点をトライしてみたいと思ってます。

    Reply
  • 2014-12-16 at 10:34 PM
    Permalink

    SECRET: 0
    PASS:
    フジフイルム機の噂をしてたら教祖様がご降臨でした!
    手振れ補正ですか!
    なるほど、考えたことありませんでした。
    こういうアクチュエータものはホームポジションは決まるようにしているとは思うんですけど、毎回違うようでは、もう何を信じていいんだかって感じですね。
    ここはむしろ攻めに転じてスケアリングキャンセラーとか?

    Reply
  • 2014-12-16 at 11:05 PM
    Permalink

    SECRET: 0
    PASS:
    kola29さん、毎度ありがとうございます!
    露出時間、実はボツにしたフレームがあと90分ぶんあったのです。
    東西フリップした後で、構図調整のために感度をISO12800に上げて試写したのですが、撮影再開の時に感度戻すのを忘れており…。痛恨のミスでした。
    ただ、星像は飽和してましたが星雲の感光は使えそうなので、ダークさえ用意すれば加算できるかもしれませんね。
    星野写真やられますか、獲物はたくさんあるので楽しみですね。作品お待ちしております!

    Reply
  • 2014-12-25 at 9:37 PM
    Permalink

    SECRET: 0
    PASS:
    こんばんは&はじめまして。
    ブログへ足跡ありがとうございました。
    素のK-5Ⅱsでも総露出時間を稼げばハート星雲の色があぶり出るのですね!!
    こちらは今年になって赤道儀を使い始めたビギナーですが同じK-5Ⅱsユーザーなのでどうぞよろしくお願いいたします。

    Reply
  • 2014-12-25 at 11:59 PM
    Permalink

    SECRET: 0
    PASS:
    M45プレアデスさん、いらっしゃいませ、おいでいただきありがとうございます!
    はい、ガイド鏡を買われたということで、当方も最近QHY5IIL用のガイド鏡を買ったもので気になって訪問しました。ガイド鏡自身はヨソのですが、固定用のアリミゾマウントを昨日トミタさんに発注したところです。
    うちもまだまだ赤道儀を使いこなしているとは言いがたいですが、K-5IIsはこれからも使っていきたいと思ってますので、こちらこそ情報交換お願いします!

    Reply

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です