PixInsightによる彗星画像処理: 恒星基準画像のスタッキング

前回の続きです。
恒星基準で画像の整列が出来ました。

これをスタッキングするのがImageIntegrationというモジュールです。

StarAlignmentで整列した画像ファイルを、Input Imagesで指定します。

これでとりあえず処理準備完了です。

仕上げ画像を作るのであれば、ここでrejectionのオプションをいろいろと調整したりしますが、今回の場合は星マスクを作るためだけに使うので、そのまま実行してしまいます。実行はApply Globalです。
実行結果は、StarAlignmentではファイルに保存されましたが、ImageIntegrationはファイルではなく、画面に上がってきます。処理結果が1個だけだからなのでしょうが、モジュールごとに微妙に仕様が違うところがPixInsightの分かりにくいところですね。。
結果はこうなりました。

カブリを除けば、恒星基準の画像としてはいい模様です。
ですが、恒星基準ですから、彗星のディテールは潰れてます。。

次は彗星の核基準の整列についてです(たぶん)

2 thoughts on “PixInsightによる彗星画像処理: 恒星基準画像のスタッキング

  • 2015-12-27 at 10:08 AM
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    Pixlinsight、優れもののようですね~
    有料版って幾らでしたっけ?
    英語が苦手なので手が出ませんでしたが、詳細に解説してもらってますので、手に入れたくなってきた。
    あの銀河も写り込んだ彗星写真はとても魅力的です(^o^)

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  • 2015-12-27 at 10:39 AM
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    kola29さん、おはようございます。
    facebookで「これどうやるの?」ってkola29さんに聞かれたんですが、ひとことでこうですって説明するのが難しくて、どうしようと思って、こちらで記事にすることにしました
    PixInsightはさいしょすごくとっつきにくいですが、そこを越えると、他のツールでは出来ないいろいろなことが出来ることが分かって、奥が深いツールです。
    価格は230ユーロですから3万円くらいですね。一度買うと自分の持ってるPCに何台インストールしても構わないライセンスです。

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