EdgeHD1100用のOAGと0.7xレデューサ

こんばんは。
今年最後の投稿です。

直焦点2,800mmのEdgeHD1100、当初はガイド鏡でもなんとかなるか? と思いましたが、やはり5分を超える露光となると星が流れて行ってしまうようです。
原因は鏡筒のたわみやミラーシフトなのでしょうが、解決するにはOAGしかありませんね。

当初はQHY16200A付属のQHYOAGを利用すれば、少なくともCCD撮影については対応可能と思っていましたが、テストの結果、OAGの位置がセンサーに近すぎてピントが出ないことが判明。
せっかくですので、OAGアダプターを構成することにしました。

条件としては…

  • EdgeHD1100のバックフォーカス仕様146mmを満たすこと
  • 手持ちのOAG、QHYOAGを利用すること
  • 手持ちの冷却CCDとデジカメで利用可能なこと
  • フルサイズEOS 6DやAPS-HのQHY16200Aでケラレないこと
  • OAGのガイドカメラを回転させて、任意の位置でガイド星を探せること
  • OAGのガイドカメラ回転に際して、望遠鏡やカメラと干渉しないこと
  • OAGの回転位置にかかわらず、カメラの画角を任意に決められること
  • 冷却CCDとデジカメをワンタッチで交換出来ること

部材はいつものTeleskop Serviceさんでそろえました。

EdgeHD1100の接眼部は3.3インチサイズというものですが、Baadar Planetariumが3.3インチ-M68アダプターというのを出しています。これでまずM68にして、OAG回転装置としてM68回転装置を使いました。

その後適当なM68エクステンションリングの後でM68-M54アダプターを用い、M54がベースであるQHYOAGを装着。

そこからM54-M48アダプターを使い、干渉よけのためのM48エクステンションリングを通した後、M48回転装置を置きます。

この回転装置はテーパーリングで、ネジを緩めることによってカメラごと取り外せるようになっているので、カメラのバックフォーカスに合わせたエクステンションリングをそれぞれ装着した回転装置を複数用意することで、カメラをクイック交換出来るようにしました。上はEOS 6Dを装着した例です。

こちらはEOSカメラをM48回転装置の部分で外して、冷却CCD用のアダプターに交換したものです。冷却CCDはデジカメと比べバックフォーカスが短いので、その分のエクステンションリングを追加しています。

もうひとつ、懸案だった焦点距離の短縮化と明るさ改善のため、EdgeHD1100用0.7xレデューサも、クリスマス特価につられ購入。

これが実にでかい…。

EOS 6Dとスナップ。並のカメラレンズを優に超えるボリューム感です。

でかいだけでなく重い…。実に単体で1.4kgもあるそうです。

その代わりダイカストの本体は丈夫そのものといった感じで、重量物の撮影機材でも安心して装着出来そうではあります。

うれしいことに、このレデューサを装着しても、バックフォーカス仕様146mmは変化なしです。なので、OAGアダプターを変更することなく利用出来ます。

これで、上記の条件をすべて満たしたOAGアダプターが出来ました…でもケラレるかどうかは、撮影してみないと分かりません。

というわけでもう半月ほど前になりますが、12/15に花立に撮影に行ってまいりました。 (当日はたじさんとご一緒でした。おつかれさまです~)

当日は夜半まで月があり、そこから撮影でしたので、レデューサの効果を確認したいのもあり、テスト撮影としてまたまたM42を撮ってきました。

結果として、OAGのガイドカメラフォーカスも確認、回転装置によるガイド星探索もうまくいき、撮影そのものは順調にすすみました。

しかし、帰ってきてから確認してみると、OAGのプリズムの影が怪しい感じに落ちています。

フラット処理までしたところで、以下のようになりました…。

EOS 6Dフルサイズの画像ですが、ほぼ画角の対角線にかかったプリズムの影が、フラット処理でもカバーしきれないほど、暗く落ち込んでいます。

やはり自由に回転出来るからといって、フルサイズ対角方向は厳しかったようです…。

プリズム位置は主に短辺方向でガイド星を探したほうが良さそうです。

その後、同じOAGを使っているたじさんのアドバイスあり、プリズムを少し逃がすことが出来たので、次回は多分改善すると思います。

鬼トリミングの結果以下のようにしてみました…。

M42
2018年12月16日 0:09-3:30
EdgeHD1100 + 0.7 Reducer f2,000mm F7 Canon EOS6D SEO-SP4 ISO3200 10秒x50枚 100秒x74枚 露光時間 132分
iOptron CEM60 PixInsight+PSCC
@花立

フルサイズ本来の画角ですとこうなったはずです。

せっかくレデューサで広くなったのに惜しい。次回は画角いっぱいいただくことにしましょう。

さて、大晦日となりました。2018年もいろいろあった1年でしたが、皆さんよいお年をお迎えください!

8 thoughts on “EdgeHD1100用のOAGと0.7xレデューサ

  • 2018-12-31 at 8:25 PM
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    大晦日でやっとブログ更新ですね(笑)
    幻のブログって言われちゃいますよ~σ(^_^;
    今年も一年お付き合い頂きありがとうございました。
    新年もきっとお世話になると思いますので、お願いいたしますう。。
    良い空が訪れますように。

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  • 2018-12-31 at 9:10 PM
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    > たじさん
    コメントありがとうございます~
    やっと重い腰上げて更新です。
    なんかね、もうほとんど更新意欲ゼロってかんじですが…。
    来年は少しは晴れるといいですね…。

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  • 2018-12-31 at 9:57 PM
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    レデューサー、デカすぎです!でかいとは聞いていましたが。。
    レデューサーと並んだ6Dですが、ペンタのQと間違えるスケール感ですね^ ^;
    オフアキシステムは回転装置部が多いとスケアリングは大丈夫なのでしょうか?
    でもオフアキが回転できるのは良いですね。私のOAG11は回転できないので、ASI224MCの感度に頼りっぱなしです。。

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  • 2018-12-31 at 10:03 PM
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    > やまぎりさん
    コメントありがとうございます~
    そうですね、回転装置とスケアリングは難しい問題ですが…ファーストライトではそれほど問題起こってないかな~と思ってます。F7ですしね。

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  • 2018-12-31 at 11:21 PM
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    やはりEdgeも1100になるとレデューサーも巨大になりますね~
    私はEdgeHD800+0.7倍Reducerシステムの立ち上げに3年も掛かってしまいましたが、購入して直ぐ運用と撮影を開始されるとはさすがです!
    それでも短焦点ガイド鏡システムから長焦点OAGシステムへの運用へは苦労が多いですよね。
    来年も宜しくお付き合いください(^^)/

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  • 2018-12-31 at 11:29 PM
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    > kola29さん
    コメントありがとうございます~
    そうですね、ガイド鏡ですませられるものならお手軽で済むのですが。書いてはいませんがQHY16200A直付けでのテスト撮影が間に入っていますので、それなりに試行錯誤しております…。

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  • 2019-01-01 at 5:11 PM
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    あけましておめでとうございます。
    HD11オフアキですか。
    自分もHD800で経験していますが、シュミカセは長時間ガイドにはオフアキ必須ですね。
    「レデューサーを付けてもフランジバックが変わらない」というのはオフアキにとっては好都合ですね。
    シュミカセは

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  • 2019-01-01 at 5:50 PM
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    > マルさんさん
    あけましておめでとうございます、コメントありがとうございます~
    マルさんのEdgeHD800のOAGの記事、参考にさせていただきました。セレストロン純正が両方に回転装置が付いているので、なるほど、とマネした次第です。おかげさまで、高感度のガイドカメラに買い換えないでも、ガイド星には苦労しなさそうです。

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