PixInsightによる彗星画像処理: 恒星基準画像の作成
これは5分露出の画像を13枚、60分ちょっとの露出のスタックです。彗星と恒星が同時に止まっているように見えます。
彗星基準の画像と恒星基準の画像をどうやって合成するか? について、需要があるかどうか分かりませんが、PixInsightによる処理方法を書いてみることにします。
ここにある記事をヒントにしていますが、この記事、後半からDBEを変態的に使っているので
、ちょっと参考にならないところもあり、3-4割くらいオリジナルです。
PixInsightなので、他の処理ツールを使っている人には参考にならないかも知れませんが、考え方は参考になるかも知れませんです。
長いので何回かに分けて記事にします。
最初は恒星基準による整列のしかたです。
PixInsightで恒星基準の画像の整列は、StarAlignmentというモジュールを使います。
これは普通の星野写真の時にもスタッキングに使うモジュールです。
キャリブレーションが終了した複数のサブフレーム写真の星の位置を検出してマッチングし、位置合わせした画像を作成して保存してくれます。
Reference imageのところに、基準となる画像のファイルを指定します。Viewとなっているところは、Fileにするとファイル指定になります。ViewとするとPixInsightに読み込まれている画像を指定出来ます。が、通常はFileで使うと思います。
次に整列させたいサブフレームの画像を指定します。
Add Fileを押してファイルを指定します。冒頭に指定したReference画像も一緒に指定してしまいます。
こんな感じになります。
ここではPixInsightでキャリブレーション処理した冷却CCDのモノクロ画像を使っていますが、デジカメのカラー画像でも同じです。
最後に出力先のフォルダを指定します。
出力先にフォルダには、入力ファイルのお尻に「_r」がついたファイル名で保存されます。
処理準備が出来た状態です。
他のオプションはデフォルトのままです。
これで、ApplyかApply Globalを押すと処理が開始されます。左下の四角いボタンがApply、丸いボタンがApply Globalです。
StarAlignment前の画像はこんな感じです。
ついでに画像評価しておくと、明け方の薄明開始でかなりカブリが連続的に変化しているのが分かります。
通過している人工衛星はこの際無視です
後からの強い処理でどっかに吹っ飛びます。。
途中でテイルが消えているように見えるのは、最初のフレーム基準で現像しているからで、それぞれの画像ごとに最適化すればそれなりに写ってはいます。
拡大画像はこんな感じです。
オートガイドしていますが、やはりそのままだと暴れていますね。
これが、StarAlignmentするとこうなります。
ぴたっと恒星が止まります。当たり前ですが。。
出来た画像をスタックすれば、恒星基準の写真ができあがります。
今回はここまで。
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途中、読み飛ばしましたが(笑)、なんか凄いですね。
最初の彗星画像がカッコイイででででです。
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PixInsigtは試用期間が終わってしまいましたので購入しようかと、ちょっぴり思ったのですが、3万円するんですね!
機能豊富ですし、撮影画像やスタックする際には数値的に良し悪しを表示してくれるので良いとは思うのですが(~_~;)
もう、欲しい物だらけで困ったものです(T . T)
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たじさん、ごめんなさい込み入った記事で
facebookでkola29さんに「どうやってやるの?」って聞かれたのですが、ひとことで説明できなかったので、ここで記事にすることにしました。ちょっと連載になりそうです。。
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やまぎりさん、試用期間おわっちゃいましたか。確かに3万しますね。。私去年購入して半年くらい塩漬けになってました
わけわかんなかったもので。。
でもやっと最近考え方が分かってきて、何とか使えるようになった感じです。
確かに3万はお高いですが、この機能からすると個人的にはお買い得だと思いますよ。
いまのところは、当たり外れの大きい光学系で一喜一憂するよりは、よい買い物だったと思っております
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こういう処理がいとも簡単にできるようになるとは・・・・・
本当に良い時代になりました。
しかし中々お値段の張るソフトなのですネ!(笑)
こうしてみると、改めて彗星の移動速度は相当早いことがよくわかります。
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ウラカンさん、ほんとですね。
しかしこのPixInsight、実は2003年から存在していたソフトのようです。
もっともその当時からこんな多機能ではなかったと思いますが。
ちなみに、オートガイドの画像で恒星基準で整列する前の連続画像のところで、恒星が暴れている、と書きましたが、デザリングしていたので当然なんでした。。