IC8300-その2
前回の続き。
Developer Versionなんで、正式な出荷版とは違う可能性もあります。
カメラにフィルターホイールを装着してみます。マニュアルは文章で書いてあるだけなのでちょっと判りにくいです。
フタをあけます。
フィルターホイールの軸の周辺にある、小さなビス3本を外します。 また、緑色の基板の片方のビスを外し、片方のビスを緩めて、基板を少し回転させ、フィルターホイールを上に上げられるようにして、外します。
カメラを置き、センサー窓の部分に、付属のフォームを置きます。マニュアル曰く、こうしないと光漏れが起こると。
まだフィルター入手していないのでドンガラです。
ということで本体クローズアップ。
ステータスディスプレイは128×32のOLED。これもプログラムで任意に出力可能なんでしょうか。
左側の赤いスイッチはモード切り替えで、StandAloneにするとパソコンホスト不要で、内部のUbuntuマシンが制御するモード、USB Cameraにすると普通のUSB転送の冷却CCDカメラとして使えます。
この通常のカメラモードでも、
Wifiが内蔵されているので、USBケーブルなしで画像転送が可能といいます。ただ、Wifiはいろいろとめんどくさい問題があるので、製品が正式に輸入できるようになるまでは、接続は出来ないかもです。
後面パネルにはRS232Cポートが2個。マニュアルによればこれはそれぞれ、赤道儀の制御と、フォーカサーの制御用だそうです。たぶんプログラムで任意に操作可能でしょう。
フィルターホイールのモーター部。箱書きにはArduino互換とあります。モジュラーコネクタとUSBコネクタがあり、IC8300とはモジュラーコネクタで接続しますが、一般PCで使うときはUSBコネクタを使うとのことです。
別の面にはUSBカメラ時のデータ転送用USBポートと電源、グランドの各コネクタが並びます。Trig In/Outのコネクタはマニュアルにも記載がありません。
あと、みにくいですけど、側面には、左から、HDMIのモニター端子、真ん中がカメラネジ、右がカラーホイール用のポートです。
HDMIのモニターは、IC8300単体でキーボードとモニターをつないで操作できるようになるんですが、注意書きがあって、ESD対策が十分じゃないので、通電中の抜き差しすると壊れるかもよ、とあります。目的がデバッグ用とのことですので、現場ではあまり使わない方がいいのかも知れません。
あとこちら側には、内蔵Ubuntuマシンがホストとなった場合のUSBホスト端子が1個あります。オートガイドカメラやキーボード、マウス、外部ディスクなどが装着可能。
ガイドカメラはいいけど、他のあれこれ装着してたら、カメラ側のケーブルがえらいことになりそうです。これもデバッグ用ですね。